正直なところ、僕はこの本を読むまで「禁煙しよう」と強く思っていたわけではありません。
タバコは好きでしたし、やめるつもりもそこまでありませんでした。
ただ、値上がりするたびに
「また高くなったな…」
と思うことは増えていました。
そんなときに見つけたのが、この本でした。
読み始めた理由も単純で、
「そんなに有名なら、一度くらい読んでみるか」
その程度です。
本の中で特に印象に残ったのが、お金の話でした。
タバコ代を1日単位ではなく、10年、20年、50年という長い期間で考える内容です。
そこで出てきたのが、
「生涯で約1,000万円近いお金をタバコに使う可能性がある」
という考え方でした。
もちろん吸う本数や期間によって違います。
それでも、これまで何となく払っていたお金を長い目で見たとき、
「そんなに使っているのか…」
と少し驚きました。
もしそのお金が残っていたら、
家族との旅行に使えたかもしれない。
趣味に使えたかもしれない。
子どものために使えたかもしれない。
そう考えたとき、僕の中で少しだけ価値観が変わりました。
この本は、
「今すぐ禁煙しなさい」
と強く押し付けてくる本ではありません。
むしろ、
「本当に吸い続けたいのか?」
「やめたらどんな未来があるのか?」
を自分で考えるきっかけをくれる本だと感じました。
実際、僕も読み終わったその日に禁煙できたわけではありません。
でも確実に、タバコとの向き合い方は変わりました。
もし今、
「禁煙する気はないけど、少し気になっている」
「いつかはやめたいと思っている」
そんな状態なら、この本は意外と合うかもしれません。
読むだけなら数時間です。
それで考え方が変わらなければ、それでもいいと思います。
ただ、僕は読んでよかったと思っています。
まずは気軽な気持ちで、一度手に取ってみてください。
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